ここ数年、アパレルのリノベーション事業参入が増えています。その数、パッと思いつくだけでも数社。今回は、その理由を考察するとともに、コラボのなかでも一際目を引くユナイテッドアローズのリノベーション事例をご紹介します。 All Rights Reserved. アパレル事業へ参入する異業種企業の国内事例をご紹介. 東京都出身。通信社を経て2016年東洋経済新報社入社。ゼネコン業界担当を経て、現在はアパレル・専門店を担当。流行などへの感度の高い若者が集う東京・渋谷。建て替え中のファッションビル・パルコの正面にひときわ目立つガラス張りの建物がある。その1～3階に入るのが、アパレル大手・ストライプインターナショナルが今年2月に開業した「hotel koé tokyo（ホテル コエ トーキョー）」だ。1階にレストラン、2階に同社のアパレルブランド「koé」の洋服や雑貨などを扱う店舗が入り、3階が客室となっている。アパレルショップに泊まるような新しい感覚の空間を創り出すため、開業に当たり、設計やデザインをはじめ各分野で活躍する若手クリエーターを集めたチームを編成した。ホテル出店はブランド認知度を高めるための新しい方法だ。同社は2014年に世界展開を見据えた新ブランドのkoéを立ち上げた。ホテル コエは、同ブランドを海外にも広めていくためのグローバル旗艦店という位置づけだ。客室は10室と小規模だが、1階では金曜と土曜に音楽イベントを開催し、宿泊客に限らず多くの人を集める仕掛けを用意する。「ホテルを一つのエッセンスに、複合施設全体としてのブランド発信を目指したい」（ストライプインターナショナルkoé事業部の篠永奈緒美クリエイティブディレクター）。ここ数年、ストライプのように異業種がホテル業に参入する例が増えている。ブランドの宣伝効果を狙ったり新たな収益柱を目指したりと、ホテル進出に込める思惑は各者各様。共通するのは、斬新な空間設計で従来とは異なるホテルのスタイルを構築している点だ。土地や建物は所有せず、初期コストを抑えて早期の投資回収を図るビジネスモデルが一般的。ホテル コエも、不動産会社ヒューリック所有の建物にテナントとして入居している。原宿駅から徒歩約10分の閑静な場所にあるのは、全国に結婚式場を展開するテイクアンドギヴ・ニーズ（T＆G）の「TRUNK（HOTEL）」だ。平均客室単価約6万円と高いが、昨年5月の開業以降、稼働率は90％超という人気ぶり。宿泊客の8割以上を占める外国人からの注目度の高さが特徴だ。館内のデザインには古材や廃材を多用し、サービスはマニュアル化していないなど、独創性とこだわりが目立つ。一軒家で結婚式を挙げる「ハウスウエディング」を世に広め、業界に革命を起こした同社だが、少子高齢化で国内ウエディング市場が縮小傾向にあることも事実。今後10年で、海外で注目を集めているブティックホテルを国内に10軒出す目標を掲げる。ブティックホテルは、独自コンセプトや細部にこだわったデザインなどを特徴とする高付加価値ホテルのことを指す。27年度にはグループ売上高1000億円（計画）のうちホテル事業で売上高300億～400億円を稼ぎ出し、ウエディングに次ぐ収益柱に育てることをもくろむ。都心の一等地・銀座に来春誕生するのが「MUJI HOTEL」だ。運営は小田急電鉄グループが担うが、コンセプト作りやデザイン監修は無印良品を展開する良品計画が手掛ける。グローバル旗艦店として、建物内には大型店舗と飲食店も併設する。 異業種から新規参入した分野で成功をおさめるのは大変なことですが、見事に成し遂げている企業が話題となっています。既存の折りたたみ自転車ユーザーが抱えていた「不満」を解消し、よりクオリティの高い製品を提供することにより支持を…

その他近年「ニトリ」や「オートバックス」をはじめとした異業種からのアパレル事業参入が目立っています。異業種参入は、事業拡大の可能性や多角化企業としてブランディングできるというメリットがあります。カー用品店の最大手チェーン「オートバックス」が展開するガレージ・ライフスタイルブランド「ゴードン ミラー（GORDON MILLER）」は今年（2019年）、アパレル事業をスタートしました。車好きにライフスタイルの１つとしてファッションを提案する目的の他、アパレルを通して車の魅力に気づいてもらうという狙いがあるようです。アパレル業界では当たり前となったSPAをインテリア業界で実現する「ニトリ」も、アパレル事業へ参入。2017年の発表当初は大々的なニュースになりました。大手の事業参入ばかり目立ちますが、本業のイメージアップや間口を広げるためのアパレル参入事例もあります。沖縄県うるま市の養鶏農家「徳森養鶏場」がアパレルブランドを作って、現地の養鶏場やインターネット上で販売。ブランド名を「ニワトリ」とし、ブランドアイコンもニワトリにして若年層へ訴求しています。アパレルから人出不足や高齢化に喘ぐ養鶏や農業のことをもっと知ってもらおうという試みで、事業というより本事業への寄与に近い形です。水道会社「オアシスソリューション」もアパレル企業に参入。オアシスソリューションと言えば、2013年にタピオカドリンク専門店・春水堂（チュンスイタン）を国内にオープンさせたことで有名です。言わばタピオカブームの火付け役。衣食住、そして仕事はわたしたちの生活の中にあり、自己を構築するものの１つ。サービスサブスクリプションモデルとは？ サブスクリプションモデルは「定額制」と同義で用いられることが多く…サービスユニコーン企業も現れ、先進する米国のサブスクリプション型ファッションビジネス ここ数年、シェアリ…社会バーチャルリアリティーとは？ バーチャルリアリティー（Virtual Reality；VR）は仮…リネームやアウトレットでの再販に興味をお持ちの方、営業時間：月～金　9:00～18:00Copyright (C) 2017 FINE Co.,LTD. リノベーションの異業種コラボが大人気！ 今なぜリノベーションが注目されるのか ; リノベーションの異業種コラボでも注目されている中古物件のリノベーション; なぜリノ 住宅事業とは縁のなさそうな異業種、アパレルブランドのリノベーション参入について、詳しく調べてみました。 目次.

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