清須会議 映画 感想

清須会議 映画 感想

コメディ×歴史の時代劇映画 歴史上の出来事を絡めた時代劇映画なのですが三谷幸喜監督作品らしさのある作品で、    天正10年、本能寺の変によって織田信長と信長の長男・信忠がこの世を去りました。 謀反を起こした明智光秀を討った後、織田家を継ぐ人物を決めるために筆頭家老・柴田勝家と、後の豊臣秀吉となる羽柴秀吉が後見として名乗りを上げます。 柴田は盟友である丹羽と共に信長の三男でしっかり者・信孝を、秀吉は信長の次男でおおうつけ者・信雄を後継者として推し、何とか自分の推す人物を後継者にしようと清須会議に向けて頭脳戦を繰り広げていくのですが…柴田はどうやら跡継ぎ問題よりも織田信長の妹・お市にご執心の様子。 果たして織田家を継ぐのは誰なのか…清須会議の行方は…?     ①豪華キャストを生かした時代劇映画②歴史を絡めていても三谷幸喜監督作品!③剛力彩芽さん演じる松姫がGOOD! 時代劇映画は同じ苗字・似た名前・似た格好の人物ばかりでなかなか見分けがつかない点と、言い回しが独特になって演技臭さが出てしまう点からあまり好きではないのですが、今作はそんな点が豪華キャストでカバーされていました! 独特な言い回しによる演技臭さは気になるのですが、笑えるシーンでそんな演技臭さをシュールな雰囲気にしてくれてるので演技臭さが気になっても笑えるというか、映画の中でその演技臭さが馴染んでいるように感じましたね。 名前はやはり覚えきれない部分も少しあったのですがキャストが豪華な分、役者名で個人の識別が出来たので名前が覚えられなくてもそこまで気にならず、観ていく上では問題ありませんでした。 私のように 三谷幸喜監督作品らしいまっすぐに笑わせに来ているノリ・セリフ・行動というのは、歴史を絡めた時代劇映画でも変わりませんでした! 言い回しこそ時代劇っぽくはなっているものの、ノリやBGMは現代っぽくなっていてコメディ作品らしくなっていましたし、 個人的に特に好きだったのが寺島進さん!真面目にふざける三谷幸喜監督作品の雰囲気と、強面で真面目なキャラクターの寺島進さんがよく合っていて、相乗効果でより笑えるようなキャラクターになっていました。 しかし以前記事を書いた同じく三谷幸喜監督作品である『ステキな金縛り 前半は真面目な中に見え隠れするコメディがあったのですが、後半は真面目な話ばかりになっていたので、人によってはコメディ映画・三谷幸喜監督作品としては物足りなさを感じるかもしれません。 なので三谷幸喜監督作品を求めている方よりも、時代劇映画に挑戦してみたいなと考えている方、観やすい時代劇映画をお探しの方におすすめな作品です。剛力彩芽さん演じる松姫がお顔立ち・メイク・衣装共によく合っていて、良かったです。 特にあの高い位置にある麿眉、お歯黒の独特なメイクがお顔から浮くことなく馴染んでいましたし、パッと笑った笑顔は無垢そのものなのに、その独特なメイクの中でも 最初に剛力彩芽さんが出てきたときにはビックリしましたが、おっとりとした人柄の裏に腹黒さを持っているような松姫に剛力彩芽さんが思いのほか合っていて、明るく可愛らしい女性から見事な策略家になっていたのはストーリー的にも良かったです。 剛力彩芽さんがお好きな方には、ぜひともチェックしていただきたい映画ですね。  西田敏行さんが演じる更科六兵衛という人物について、丹羽が三法師を選んだ理由について、秀吉が柴田を選ばなかった理由について考察していきます。 今作には滝川一益が走って清須に向かっている時に、西田敏行さんが演じる更科六兵衛という人物がチラッと登場していますが、あれは 時代的にも生前の六兵衛さんだと思われます。 そういえば六兵衛さんは敵と通じるスパイとして打ち首になったという過去がありましたから、 先代当主の息子2人よりも当主の息子である三法師の方が血統的に良いから、秀吉についた方が自分にメリットがあるからという理由もあると思いますが、最大の理由は 丹羽がどんなに織田家のため、柴田のためと力を尽くしても、柴田はお市様のことばかり考えてお家騒動は蔑ろにしがちで、そんな姿を見かねて助言しても放っておいてくれの1点張り…。 そんな姿に愛想を尽かし、そんなに言うのであれば放っておこうと三法師を選んだのかもしれませんね。もしくは、 でも何だかんだで柴田の再婚が決まった時には、年下の女性とお付き合いするコツを教えたりしていたから、放っておくといっても完全に見放すことはできないというか、基本的には柴田の味方というスタンスは変わっていないのだと思います。 柴田は立派な武将ではあるのですが恩義で人心を掴もうとしたり、力任せなところがあったり、騙されやすく流されやすい部分が多いことから、 天下統一を目指す織田家を支えるためには金品や領土の授受で人心を掴んだり、交渉・策略のための頭脳が必要になってきますし、人の騙しを見抜き、逆にそれを利用して誑かすぐらいの度量がなくてはいけませんから…柴田には向いていないと判断したのでしょう。 でもそこまできっぱりと答えたことを思うと、柴田の人の良さを知り恩義があるからこそ、倒すべき人物とは認識しながらも秀吉は柴田に対して一定以上の配慮はしていて、だからこそ答えにくい質問にもきっぱりと答えているのではないかなと思います。  時代劇が苦手な私でも見やすく楽しみやすいような、三谷幸喜監督作品の良さと豪華キャストが光り輝く作品でした。 三谷幸喜監督作品のファン、コメディ作品が好きと言う方には物足りなさを感じる部分はあるかなと思いますが、時代劇映画を観てみたいけど苦手…という方にはぜひともチェックしてみていただきたい作品になっています!

明智光秀による本能寺の変の後、実際に行われた清須会議を舞台とする時代小説です。脚本家や俳優等多様に活動されている、三谷幸喜(みたにこうき)さんの作品です。清須会議にまつわる人々の心情を、「現代語訳」で描いた、笑い必至の物語です。Contents劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督、コメディアン、小説家。多様な仕事をこなし、マルチに活躍している。人気連続ドラマ本能寺の変によって、織田信長が亡くなった。織田信長亡き後、織田家の跡継ぎをめぐって、清州城で会議が行われることとなった。表面的には、皆が織田家のためを思って行動しているが、その下には領土や身分など、自らの行く末がかかっているのだった。その清須会議に関わる人々の心情を描いた、ユーモラスな作品です。熱いな。だいぶ熱くなってきた。それにしても、まさかこんな形で死を迎えるとは。だって昨日の夜まではごく普通の一日だったんだ。本能寺の変に際し、織田信長が自らの人生を振り返る場面から、物語は始まります。織田信長亡き後、織田家の後継者を決める清須会議が開催される。今日から、会議に参加する諸大名たちが到着した。会議を主に進めるのは、信長の家臣の中心であった柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、滝川一益らである。織田家に忠誠を誓っている彼らだったが、今回の会議には、それぞれが異なる思惑を抱えて参加していた。織田家の今後に関する案は、大きく分けて2つあった。1つ目は、信長の三男で聡明な信孝を後継者にするというもの。2つ目は、信長の次男で、愚鈍な信雄を後継者にし、主たる家臣たちが合議制をしき、支えていくというものだった。1つ目の案を支持しているのが、柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益、お市らだった。そして、2つ目の案を支持するのが、羽柴秀吉だった。信雄が後継者の器でないことは、誰の目にも明らかだったが、母親の身分の違い等から、簡単に2つ目の案を退けることが出来ないのだった。秀吉が信雄を後継者に推したのには、深いわけがあった。信長亡き今、秀吉は家臣として織田家に付き従うのではなく、織田家を乗っ取り、自らが天下統一をはかることを望んでいたのだった。そのためには、愚鈍な信雄を後継者にした方が、都合がよいと考えたのだ。この日は、本会議が予定されていたが、家臣団の1人である滝川一益の清洲城への到着が遅れ、後日に延期された。噂で、柴田勝家らに、織田家の象徴ともいえるお市の方が味方したと聞き、悔しがる秀吉に、参謀の黒田官兵衛は、信長の弟である信包を味方につけることを提案する。信包は茶の湯を好んでいたため、高級茶の湯セットを手土産に渡し、味方に付いてほしいとのお願いをした。本会議は延期されたが、本会議を円滑に進めるためとの名目で、プレ会議を行うことが提案された。これは柴田勝家らが、本会議を優位に進めるための先手であった。プレ会議では、本会議の出席者について話し合われた。会議を優位に進めるため、五宿老での話し合いを提案する勝家らに、秀吉は、明智で空いた宿老の座を補充してから、会議を行うべきであると提案する。これには、反論することもできず、損得勘定で有名な池田恒興が宿老に就任し、会議に参加することが決まった。また、到着の遅れている勝家派の滝川を待ちたいと主張する勝家らに対し、一刻も早く後継者を決めることが務めであるとし、秀吉は滝川を待たず本会議を進めることを提案した。これには、強く反論した勝家らだったが、そこを通りがかった信包が、「後継者を早く決めるように」と告げたことをもって、あと1日だけ待って、間に合わなかった場合は、明後日本会議を行うことが決まった。話をつけに行った際は、煮え切らない態度であった信包だったが、秀吉の味方に付いたことが明らかになった瞬間だった。会議に向けて盛り上がる中、秀吉を恨むお市は、自らに好意を寄せる勝家を利用し、秀吉を失脚させようと試みる。しかし、お市に結婚を申し込まれた勝家は有頂天になり、会議そっちのけで、恋愛にうつつを抜かし始めてしまう。滝川を待つ間、信雄と信孝の力を見せ合うため、イノシシ狩りを行うことになった。諸大名らが、信雄と信孝派に分かれ、イノシシ狩りに参戦した。この企画は、信雄によって提案されたものだったが、実際にイノシシを見ると震えあがり、全く手の出せない信雄に誰もが呆れてしまった。これにより、事態は大きく信孝派に傾き始めた。信雄を推していた秀吉さえも、さすがに信雄に呆れてしまった。しかし、ここで信孝を推してしまっては、秀吉は勝家らに従わなければならなくなってしまう。そこで、官兵衛と考えた第3の案が、本能寺の変で亡くなった嫡男信忠の息子三法師を後継者にするというものだった。しかし、三法師はまだ3歳であったため、後見人を設け、政治を行うというのであった。この案を、言葉巧みに勝家はの丹羽長秀に話すと、もっともな案に、長秀も納得させられてしまう。秀吉派が増え、勝家派が危機を迎えていたが、当の勝家は、お市にうつつを抜かし、秀吉の台頭には全く気付いていなかった。滝川は結局間に合わず、ついに本会議が開催された。本会議には、柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興が参加した。秀吉の台頭に気づかず、勝家は勝家派が勝つものだと高を括っていた勝家は、堂々と信孝を後継者にする案を提案した。それに対し、秀吉は三法師を後継者とすることの正当性をしっかりと語った。秀吉の提案に納得させられた池田は、早々に秀吉派を表明し、勝家との友情の狭間で迷っていた丹羽長秀もが、最終的には秀吉派を表明した。これにより勢いをつけた秀吉は、次の領地に関する議題においても、希望の山城国(現在の京都府)を手に入れた。それ以来、秀吉派更には力をつけ、天下統一を目指して進んでいくこととなる。各登場人物の性格や考え方が強く伝わってきて、まるでその場にいるかのような気持ちになりました。解説では伝えきれなかった独特の言葉遣いや、ユーモラスな一面に、笑いが止まらなくなってしまうこと間違いなしの作品です。歴史を知らなくても楽しく読むことが出来るので、歴史に興味がないという方にもおすすめです。お付き合いありがとうございました。

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