青木真也 グラップ リング
青木真也の思想信念、主義主張を無理矢理にでもメインに置いてこよう。 37歳を迎えようとするロートルのグラップリングマッチにメインを取られることを他のファイターはよく考えたほうがいい。 2019年の練習環境、技術の大きな変化がありました。IGLOOで岩本健汰さんとの練習会が始まったことでグラップリングを改めて学ぶと共にグラップリング(no-gi)とMMAグラップリングの違いを再確認できました。違いを学ぶことでMMAグラップリングのアップデートになるし、粗くなっていた部分が細かく修正することができたのではないかと感じています。MMAは打撃全盛時代であり、組み技に取り組むよりも打撃に取り組んだ方が結果が出やすいと感じて組み技を軽視する傾向にあります。打撃偏重傾向に関しては「お前はそれでいいや」であるし、MMAの組技を理論立てて丁寧に教えることができる者がいなくなっているので結果的に「青木に聞け!」になる状況でありがたく感じています。まあそれはそれとして。日本のグラップリングといっても、グラップリングを中心にしている選手はほぼ存在しないし、近年で言えば八隅孝平さんや岩本健汰さんくらいであります。10−20年のグラップリングシーンで二人しかいないのは危機的状況だと思うし、グラップリングというジャンルが存在しないと言ってもおかしくないです。多くの選手がMMA練習の一環や試合がない時期の試合としてグラップルの試合に出るし、道着の試合をメインにした選手がグラップリングに出る程度で専業のグラップラーは存在しませんでした。こんなことは僕が世界大会に出た2005年のADCCから言われていて、何を今さら感もあるし、半分仕方がないよねって諦めもあるのですけどね。それには道着を着た柔術はレッスンをして生計を立てることができるけれども、グラップリングは愛好者が減ってレッスンで生計が成り立たないのも一つの理由であるとは思っています。八隅さんも道着を着た柔術を教えているし、グラップリングだけのジムはなかなか聞かないのもあって、グラップリングメインの選手が成り立たないのだと思います。日本の柔術は体力がなくてもできる「習いごと」として普及したし、格闘技だけれども格闘技の要素をできる限り抜いたものにしたことで広まったので、ハードなことは避ける傾向にあります。立ち技でのレスリングの攻防やグラップリングでの動きの速い攻防はフィジカルの負担が多く、辛いと感じるのは理解できますが、格闘技であることは忘れないでほしいです。格闘技って痛いものだし、だからこそ刺激があるんだから。まあそれはそれとして。日本では下火なグラップリングですが、世界的には流行していて、技術革新も日々起こっているし、大会の賞金とセミナーツアーでしっかりと稼ぐことのできる土壌ができています。実際にメタモリスに出た時のファイトマネーはグラップリングとしては破格であったし、今の国内のMMAファイターのMMAのファイトマネーよりももらっていたと思います。これは国内メジャー団体と比べてもそのはずです。エディブラボーがラバーガードやツイスターを考案して、ジョンダナハーが足関節のシステムを考案する。エディは自分が試合で実際に極めるし、ダナハーは弟子たちの活躍でそれが証明します。この技術革新は競争があるからできるのだろうし、それだけグラップリングが盛り上がっている証拠だと感じています。その中でも足関節の攻防に関して、コントロールを主に置くMMAでは足関節の優先順位は低かったし、足関節が広まった今でもそれは変わらないとは思っています。やはり殴られるリスクは大きいし、体力のロスも大きいです。ただ足関節を学ばなくてもいいのかというとそんなことはないと思っていて、ではどこまでどう学んでその理由はなんだという話をしていきます。ディフェンスを考えるときに技の構造を理解しているか否かが大きいと感じています。僕の打撃の師匠である飯村建一先生が「ミドルキックをカットするにはミドルを蹴れないとできない」と言っていたけれども、その通りで構造を理解していないとディフェンスはできません。その意味でもやらなくてもいいから足関節の構造を理解しておくことは大切です。僕の足関節のレベルは岩本さんのレベルからすれば数段落ちるのですが、技術を知っていることでMMAファイター同士では際で極まったりもするし、極められることはほぼないです。岩本さんには取られるのは彼の技量がずば抜けているからでしょう。足関節技を使うことでリバーサルに繋がったり、つなぎの技術として使うことができます。記憶に新しいところだとデミアンマイアがベンアスクレンに使って上下入れ替えをしたし、ジェイクシールズも潜りの攻防に混ぜて使っています。その意味でも覚えておいて損はない技術でしょう。僕は組み技の主武器に足関節を置くのは正直勧めません。それは確実性が落ちるからであり、僕の戦略を立てる上での信条として、リスクを回避して勝率を上げることなので、博打的な要素の強い足関節技は避けておきたいのです。ディフェンスを覚えたら割と防ぐのが容易な技だし、極まらなかったら殴られてポイントメイクされると考えたらお勧めはしません。グレイシーがテイクダウンして抑えて首か腕を取る戦法を持ち込んでバーリテュードは始まって、MMAにまで進化しました。歴史を学べば正解が見えてくる要素は多分にあって、リスクを考えたときにこの策が一番リスクがなく勝利を収めることができる。バックから首を絞めるってシンプルイズベストだし、抑え込んで肩固めも同じくです。MMAはシンプルに考えることが大切。今は皆が難しく考えすぎなのです。足関節を語るときに必ず出てくるのが「ケガをする」の声です。これは特に柔術界隈から多く、「ケガなどしないよ」と反論しても、理屈のない反論がやってきます。やりたくない理由だったり、自分たちを守る理由を作るためにエビデンスのない理屈をこねるんじゃないよとはずっと思っています。僕自身で言えば足関節でケガをしたことはないし、組技でのケガで圧倒的に多いのはテイクダウンの攻防だったり、上下が入れ替わる攻防です。足関節でケガをするのは理屈を知らないで無理矢理に極めようとするからです。無理矢理に極めようとすれば腕十字だってケガをします。技の構造を理解して詰将棋として攻防をすればケガはしません。これは岩本さんも仰っていて、岩本さんと練習して極められてもケガをしません。もっというとゲイリートナンに取られても理詰めでケガはしませんでした。極められる側も参ったする技量がしっかりとあるからです。もうね。足関節に関していうと教えれる人がいません。僕も足関節の概念から岩本さんに習うことで自分自身の技術も教え方もアップデートしました。足関節を教えれる指導者がほぼいないし、このままいくと日本の技術への危機感は常にあります。技術力の低下を著しく感じています。だからこそ、地方にセミナーに行って技術を伝えていく作業をしていくし、その作業は怠らないようにしています。技術を信じています。それは理屈があれば再現性があるし、才能による部分が減って万人がレベルアップできるものになるからです。最後にこれを書いておきたい。月刊青木真也
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